妊活と普通の生活は何が違う
不妊症を解消しようと来院された人に「休みの日は出掛けて歩くようにしているし、食事も気をつけているつもりです」と言われることがあります。
実際に歩数や食事を確認してみると毎日しっかり行動しているわけではなく、数回だけ行動したことを強く印象に残っているだけで、ほとんど実践出来ていない人が大半です。
普通に生活している人と変わらないのに妊活しているつもりになってしまっているのです。
継続と習慣化
栄養バランスの取れた食事を作ったり、運動をする時間等まとまった時間がないと妊活は出来ないと思い込んでしまいます。
また現在の生活にまとまった時間を割くことに抵抗を感じます。
そこでスキマ時間にチョッとだけ行動してみるのがお勧めです。
1時間を超えるような行動は生活スタイルが一気に変わってしまうので抵抗感が強くなります。
まずは30分以内に出来ることをやってみることです。
無理なくチョッとだけ行動してみると他のことを犠牲にすることなく始められます。
小さな行動を積み重ねて徐々に習慣化されていきます。
記録
ダイエットやトレーニングでも同じですが、行動したことを記録することが重要になります。
記憶と感情は主観なので嘘をつきますが、記録は客観的な事実となります。
行動をしたかどうかすら記憶が曖昧なことが多くあります。
記録をすれば何を具体的に行動したのか?または出来なかったのか一目瞭然です。
また妊活にとって悪い行動をしたら無かったことにはなりません。
臭いものに蓋をしても事実は変わらないのです。
大事なのは出来ない状態からできるようになることです。
出来ていない事実に向き合わなければ、妊活している気分のまま何の成果にも結びつきません。
今の自分を客観的に把握することで、なりたい自分とのギャップを埋めることで成果を求めるようになります。
記録することで客観的な振り返りにもなり、今後の指針に役立ちます。
サポート
人間は感情の生き物です。いくら頭でわかっていても何かを1人だけでやる場合、よほど高い志がない限り継続は出来ません。
自分1人で行動する場合は約20%ほどしか続きませんが、周りに支えがある場合は約80%継続出来ます。
つまり妊活は1人でやるより、誰かに支えられながら行うことが最も重要な「継続」の要因になります。
そして大切なポイントは自分の目標を知っている人と支えてくれる人とのコミュニケーションです。
1人で妊活をやっているつもりになって時間を浪費するよりもコーチングやアドバイスを受けることによって自分の頭の中のあやふやだったことも整理され、目標に向かって着実に妊活が実践されます。