子宮内フローラが妊娠を左右する
子宮内フローラ検査結果が90%以下であれば妊娠する確率が低くなります。
どうしたら改善出来るのか?知りたい人が多いです。
子宮内フローラを改善する方法について紹介します。
一般的な治療法
検査結果でラクトバチルスの割合が低かった場合、「悪玉菌に対する抗生物質、乳酸菌の膣座薬、サプリメントの服用」で子宮内フローラの改善を試みます。
でも、実際には改善されないことも多いです。
なぜなら根本的な治療ではないからです。
根本治療
子宮内フローラ検査を受ける人は、これから体外受精をする人または体外受精をしたが着床しない人だと思います。
子宮内の悪玉菌を取り除き善玉菌を足せばいいと思いがちですが、そもそも原因を取り除かなければ一時的に子宮内の善玉菌が増えても、当然のことながら時間の経過とともに悪化します。
子宮内フローラが悪くなる原因として、生活習慣とストレスによるホルモンバランスが言われています。
生活習慣を変えずにいたら悪玉菌が増えて、善玉菌の割合が低くなるのは当然です。
ドブ川と同じ子宮
パリ五輪で話題になったのがセーヌ川の水質汚染です。
水質が開催10日間のうち2日しか基準に満たしていなかったそうです。
開催に向けて2000億円以上かけて浄化しましたが、生活排水・農業排水・工業廃水がセーヌ川に流れ込んでいるため、悪玉菌である大腸菌濃度が高く日程が変更されるほどでした。
セーヌ川の大腸菌濃度は、大阪の道頓堀川の約4倍です。
つまり、直接川にお金をかけて浄化するよりも、排水が流れ込む下水を整備した方が良いのです。
では、子宮内を具体的に生活習慣をどう変えれば良いのでしょうか?
生活習慣を改善
食事・運動・睡眠のなかで、食事を変えなければ子宮内フローラは改善しません。
これまで善玉菌の少ない人の食生活をみてきたら、「小麦・乳製品・トランス脂肪酸」の3つを多く摂取していることがわかりました。
つまり、朝食はパンとヨーグルト・昼食はコンビニ弁当、麺類・夕食はスーパー惣菜です。
このような食生活は、セーヌ川で例えれば排水と同じです。
まずはこれらの食生活をやめることが1番大事です。
腸内環境
子宮内の善玉菌を増やすために腸内環境を整えることが重要です。
そのためには発酵食品と食物繊維の摂取です。
勘違いしないために「朝食はパンとヨーグルト・昼食はコンビニ弁当、麺類・夕食はスーパー惣菜」をやめないと意味がないです。
時々、コンビニ弁当にサラダを足せばいいと勘違いする人がいます。
中途半端なことをしても時間の無駄です。
これまで妊活に「時間と労力とお金」を無駄にしてきたなら、やり残さないことが大事です。
「脳は騙せても腸は騙せない」と言います。
気分や感情に流されずに徹底して実践してみて下さい。
個人差はありますが、約3週間で改善されます。
善玉菌を増やす食材
- バナナ
- アボカド
- 玄米
- サツマイモ
- 海藻類
- 玉ねぎ
- ごぼう
これらは発酵性食物繊維です。
発酵食品は食品中に菌が増えたものですが、発酵性食物繊維は体の中で発酵してエサとなり、腸内菌を増やす食物繊維のことです。
特に玉ねぎとごぼうはオリゴ糖を含んでいるので善玉菌を増やすのにお勧めです。