鍼の太さや長さについて質問されることがあります。
初めて鍼灸治療を受ける場合、いろいろと不安や心配や興味がある人もいます。
多くの人が注射針を同じイメージがありますが、
血液検査で採血に使われる注射針の太さが0.7mmに対して、当院で使用する鍼の太さは0.1mmくらいなので1/7の細いです。
髪の毛の太さが約0.1mmなので同じくらいの太さになります。
鍼の長さは短いものから長いものまで種類が多いです。
それは施術部位によって長さを使い分けるためです。
例えば、顔とお尻では鍼を刺す深さが違うので、お尻に刺す鍼の方が長くなります。
当院では腰やお尻には5~6cmくらいの鍼を使うことが多いです。
鍼治療は痛いの?
当院では髪の毛と同じくらいの細さの鍼を使って治療します。刺激量としては「毛抜き」くらいの感覚とお伝えしています。
実際の感覚としては全く感じないことが多いですが、感覚が鋭敏な人もいるので毛抜きくらいとお伝えしています。
また鍼が筋肉の硬くなったところに当たるとズーンっとした重い感覚があります。
人によっては鍼を刺した場所とは違う部分に刺激を感じることもあります。
例えば腰の鍼を刺したら股関節に響いたとか、首に鍼を刺したら目の奥が明るくなったなど、独特な感覚を感じる人もいます。
お灸は熱いの?
当院ではお灸でツボを刺激して熱さを感じるまで施術します。
通常なら2〜3回くらいお灸をすると熱さを感じます。
お灸の大きさは米粒の半分くらいです。
人によってお灸をする回数は違います。
例えば身体が冷えていたり、感覚が鈍くなっている人には、熱さを感じにくいので熱さを感じるまでお灸をします。
症状と原因
症状と原因が一致するとは限りません。
そのため施術部位や方法は、それぞれ症状や原因によって異なります。
例えば腰痛と言ってもAさんとBさんに同じ治療をする場合もあれば、違うこともあるのです。
症状と原因のほかに骨格や年齢や既往歴や生活習慣など様々なバックボーンを考慮して施術方針を立てていきます。
一般的には肩こりや腰痛といった症状に対して鍼灸治療を選択する人が多いですが、当院では婦人科疾患をはじめ難治性疾患も対応しています。
鍼灸治療を一言で言っても治療院によって得意分野や施術方法が異なるので、自分の症状に対応してくれる鍼灸院で受けてみると良いと思います。