夫と就寝時間が違う

不妊症を解消しようとタイミング療法を実践していても「夫は食べたら寝ちゃうんですけど、私は体に悪いから3時間空けてから寝るようにしています」という人がいます。

そのためタイミングが上手く取れないそうです。

「結果パートナーの体は悪くなりましたか?」と質問すると、「夫は以前と変わりません」と返ってきます。

妊活をしている女性で睡眠について勘違いをしている人が多いです。

食後すぐに寝てはいけない?

食後すぐに寝てはいけない“とネットで情報を知ったそうです。

理由として”消化のために血液が胃腸へいくので他の臓器への血流量が減ってしまう”ことが心配になるからだそうです。

確かに昼食を食べた後、午後の仕事中に眠くなってしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?

脳への血流が低下するのがその1つの理由だそうです。

脳への血流が低下して脳卒中の心配をする人もいるそうですが、そもそも脳卒中になる人は食後の睡眠以外の要因の方が大きいです。

脳卒中を心配するなら食後の睡眠よりも血圧や肥満や動脈硬化を改善することの方が優先です。

野生の動物は食後はゆったり過ごし、眠りに入ることもあります。

ペットを飼っている人なら経験をしたこともあるのではないでしょうか?

「健康づくりのための睡眠指針2014」によれば、「午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすると、眠気による作業能率の改善に効果的」と公表し、厚生労働省も昼食後の短時間睡眠を推奨しており、シエスタ制度を導入している企業もあります。

夕食後も少し休憩をしていれば、眠気が生じるのは正常な生体反応です。

これを我慢して数時間も就寝時間を待つのは自然に逆らった生活になります。

入浴して体が冷めないうちに就寝しましょう。

理想の睡眠時間

仕事の始業と自宅の場所により通勤時間が計算できます。

それに合わせて起床するのですから、自分にとって快適な朝を迎えられる睡眠時間が逆算できます。

また平日と休日の睡眠時間が違う人もいます。

睡眠不足が体調を崩す要因にもなりますが、実は睡眠を多く取ることで不調にもなります。

「仕事が忙しく疲れたから休日は遅く起きる」と言う人もいますが、平日よりも睡眠時間が長くなることで疲労が蓄積し、倦怠感や体調不良に結びつくことがあります。

平日の疲れが休日に出るのではなく、睡眠中に問題があるのです。

睡眠時は水分や栄養補給が出来ず、唾液分泌量が減って喉の不調を引き起こしやすかったり、血流も低下し代謝が落ちることで体温も低下し酸素飽和度も低下します。

栄養不足の場合、身体は強制的に自分の身体から栄養を作り出そうとし、徐々に体が蝕まれるのです。

これが長く寝れば体調を崩す原因なのです。

釣りや登山は朝が早くても元気

休みの日に趣味で朝から出かける人ほど充実した時間を過ごしています。

睡眠時間が短いからと言って体調が悪くなるとは限りません。

週末のために我慢して仕事をしていると言う人もいますが、実際には休日になっても起床時間が遅く、ダラダラと無意味な時間を過ごして夕方になって後悔する人が多いです。

そして休日に何をして過ごしたかさえも思い出せない人が大半です。

妊活においても仕事を理由に”赤ちゃんを授からない”と言う人もいますが、睡眠時間を含めた生活リズムが乱れていると授かりにくくなる傾向はあります。

週末だけでなく平日の時間の使い方に無駄が多いので、休日はさらに生活リズムが狂うのです。

特に夜更かしをしている人は授かるものも授からなくなります。

食後は遅くならないうちに寝ましょう!