鍼灸でツボを刺激する
WHO(世界保健機構)では、人間の体には全身に361個のツボが認定されています。
鍼灸治療は症状に合わせてツボを使い分けによって効果を引き出していきます。
「どうしてツボを刺激すると体に作用するのですか?」と質問を受けることがあります。
ツボに鍼で刺激すると脳の中に、エンドルフィンやエンケファリン等オピオイドという物質が増え疼痛を制御します。
また、鍼灸刺激が軸索反射を介して血管拡張作用を起こし、筋肉の痛みの緩和作用があります。
不妊症に最適な鍼灸
鍼灸には血管拡張作用や筋肉の痛み緩和など様々な効果があります。
特に骨盤内へに対する子宮や卵巣へ血流を改善することは大切です。
栄養、酸素、ホルモンが血液によって卵巣に供給され成熟した卵子が内膜の厚い子宮内で着床するために鍼灸の効果が発揮されます。
そして血流改善、筋緊張緩和、リラックス効果により自律神経が整うことで、呼吸が深くなり細胞へ酸素が供給され新陳代謝も高まります。
滞りを改善
不妊症において鍼灸治療が果たす役割は、本来の妊娠しやすい体の状態に戻ることです。
妊娠を阻害する要因を取り除き、排卵・受精・着床しやすいコンディションを整え子宝を授かるよう健康な心身になることです。
鍼灸治療ではツボ刺激によりエネルギー・血液・体液の循環を改善し、不要な老廃物を排出し新鮮な酸素・栄養・ホルモンが細胞に行き届くことを目指しています。