子宮内フローラ
体外受精をしても着床しない原因の1つとして子宮内フローラの状態が悪いことがあります。
子宮内フローラとは、子宮内に存在する細菌のことです。
昔は子宮内は無菌だと考えられていましたが、善玉菌と悪玉菌の存在がわかりました。
ラクトバチルス乳酸菌が90%以上であれば妊娠率が高いことが知られています。
逆に悪玉菌が多いことで受精卵の着床を阻害することがあります。
腸内環境
子宮内フローラだけ状態が悪いかといえば、そうではありません。
腸内環境が悪い人は子宮内フローラも悪い傾向があります。
善玉菌を増やす
一般的には悪玉菌を除去して善玉菌を加える方法があります。
しかし、根本的な解決にはなりません。
何故なら生活習慣の結果、悪玉菌が増えているのでライフスタイルを変えなければ善玉菌を加えても悪玉菌の優勢は変わりません。
特に食生活が大事です。
体の中に入れる質を高めなければ腸内の環境は改善しません。
食物繊維
先ず体内に不要なものを入れないこと、そして腸内環境が整う食材を取り入れることが大事です。
具体的には食物繊維が重要になります。
食べ物
ラクトバチルス属の細菌は、発酵食品に多く含まれていると言われています。
- 麹菌を含む味噌
- 醤油
- ぬか漬け
- 納豆
そして善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維の摂取量を増やすことが大事です。
- 里芋
- こんにゃく
- オクラ
- モロヘイヤ
- 昆布
- わかめ
- キウイ
- ごぼう
自分の善玉菌を増やす
善玉菌を体内に入れても定着率は低いと言われています。
そもそも定着しにくい体内環境だからです。
そのため安易にサプリメントに頼っても結果が変わらないのはそのためです。
それよりも今自分の体内にいる善玉菌を増やしてあげることが賢明です。
まとめ
まず体内環境が悪化するような食べ物を体内に入れないことが大事。
加工肉、ジャンクフード、お菓子など、これらを避けることが出来なければ妊活とはかけ離れます。
今、お腹の中に赤ちゃんがいる前提で生活習慣を見直して下さい。