膝の痛みは突然に

歩行時に膝の痛みを感じ始め、次第に生活に支障が出るくらい痛みが増してしまうことがあります。

膝を捻ったりぶつけたりした訳でもなく突然痛みが出だすため、先ずは整形外科を受診しレントゲンを撮り関節の状態を確認する人が多いです。

40代から50代の人であれば膝の関節が変形していることはありません。

おそらく重心バランスが偏り、一方のヒア関節に負担のかかる動作が癖ついていることが多いです。

少しの痛みだったものを放置しまま炎症が強くなって痛みが出ていることが多いです。

原因

多くの人が痛みが出ている場所に問題があると思うのですが、実際には重心バランスや体の動き方に問題があるので原因と症状が同じでないことが多いです。

しかし、ほとんどの人が痛む場所を治療しようとするので、いつまで経っても改善しません。

膝痛と鍼灸

東洋医学的には上下、左右、表裏の状態を確認して鍼灸治療をします。

例えば右に症状がある場合、左に鍼灸治療をすることがあります。

このような患部とは反対側に鍼を刺すことを「巨刺(こし)」と言います。身体の状態を確認する際に患部とは逆を調べているのは間違えている訳でなく、体全体のバランスをチェックするためです。もちろん患部に問題がある場合は、その場所を治療することもあります。

基本的には弱い部分に負担がかかり痛みや炎症が起こっていることが多いので客観的に体の状態を確認してもらうと症状の改善が早くなる可能性が高くなります。

膝をぶつけたり捻ったりして痛めたのでなければ一度鍼灸治療で体全体のバランスをチェックしてもらい重心バランスを整えてみるのもお勧めです。