先日、逆子治療で通院している20代後半の妊婦さんから「私AMHが低いんです」と言われました。
職場で妊活している先輩から「AMH調べておいた方が良いよ」とアドバイスされて検査を受けたそうです。
検査の結果、「40代」と言われたそうです。
AMH検査
AMH(アンチミュラーホルモン)は、卵巣内にある卵子の数を推定することが出来ます。
AMHは採血で測定することが出来ます。
妊娠率と直結するわけではありませんが、AMHが高い方が卵子の数が多いので、妊娠できる可能性は高くなります。
卵子の数と食事
以前、30代前半の女性でAMH0.6という方がいました。
原因として思い当たるのが食生活の偏りです。
週に5回の昼食はコンビニ食、夕食もスーパーのお惣菜や弁当でした。
このケースを20代の妊婦さんにお伝えしたところ、「思い当たることがある」とのことでした。
勤務時は食事時間がまちまちで簡単に済ませるためにコンビニ食だったとのこと。
コンビニ食ばかりだとカロリー過多の栄養不足になりがちです。
また食品添加物だけでなく内分泌撹乱物質の問題もあり、生殖器への悪影響も考えられます。
味覚低下
コンビニ食を利用する人は、味覚がコンビニ食に慣れてしまっています。
理由は旨み成分である「グルタミン酸ナトリウム」です。
食品の裏側に「アミノ酸等」と表記されているものもあります。
コンビニ食、スーパーのお惣菜、レトルト食品、冷凍食品など加工食品の濃い目の味に慣れてしまっていると新鮮な食材を食べても美味しさを感じにくくなってしまっています。
老化を抑制
仕事を理由に空腹を満たすためにコンビニ食になってしまうケースが多いようです。
結果的に栄養不足で疲れやすく太りやすい傾向がみられます。
何となく身体がだるい、不調が続くなど仕事の疲れを引きずったまま生活をしていると、いざ子供が欲しいと思った時には卵巣の消耗が激しく残りの卵子の数が減ってしまっているかもしれません。
自分の身体の中に摂り入れるものに栄養があるのか?空腹を満たすだけなのか?を判断しないといけません。
つい自分の好きな食材ばかり選んでしまう悪い癖を良い習慣に変えれば老化の抑制にもなり、卵子の減少を抑制することが出来ます。