不妊症の他に複数の既往歴がある方もいます。
人一倍健康に気を使っているかと思えば、そうではない人もいます。
不妊症以外の疾患
◯◯炎・◯◯症・冷え性・不妊症、複数の疾患になったことのある女性が来院しました。
◯に入る文字の疾患は両方とも少ない疾患です。
2つも経験したことのある人は日本でも少ないと思われます。
人一倍健康に気をつけないとヤバいのは誰の目からもわかります。
自覚がない
この方を仮にAさんとします。
そこで普段どんな食事をしているのか?教えてもらったら、365日のうち300日以上同じモノを食べているようです。
私「いつから偏食なんですか?」
A「ヘンショク⁇」
偏食つまり栄養の偏りを感じていないようです。
私「入浴(湯船)はしていますか?」
A「最近は入っていますが、普段はあまり入りません」
夏でも肌は冷たく、元々冷え性なのに湯船には浸かる頻度が少ないそうです。
私「夏野菜は嫌いなんですか?食べないの??」
A「嫌いではないです。そうですね」
いつも同じ食材ばかりで購入する選択肢の中に無いようです。
夫の食欲
夫は仕事でストレスがあると食欲が落ちるので、食べさせるようにしているそうです。
でも、毎日同じ料理ばかりなので食欲落ちたら食べたくなくなるのも当然かな?とも思いましたが、Aさんは気にも留めていない様子でした。
共通する特徴
食事がマンネリ化で料理が苦手な不妊症の共通することは食器が少ないことです。
スーパーで購入したお惣菜やカット野菜をそのままドーン、食器に移し替えることすらしない人もいます。
また丸い食器しか持っていないことが共通点です。
食原病
病気の多くが食原病と言われています。
体の中に摂り入れたものの影響を受けます。
悪いものを入れたら悪い体質、良いものを入れたら良い体質しかなりません。
良い精子や卵子を作るなら良質の栄養を摂ることが大事です。
不妊症で体質を変えたいと考えている人は多くいます。
しかし、食事を変えようとは思わないようです。
食事に問題があるとは思わず、遺伝だと勘違いしている人の方が圧倒的に多いです。
ステップアップ
不妊治療はタイミング療法、人工授精、体外受精へステップアップしていく方法がありますが、妊娠する土台である健康な体でないと何度挑戦しても残念な結果になることがります。
高度生殖医療で沢山の命が授かる一方で何度繰り返してもうまくいかない場合は、基本に立ち返って体質改善から取り組む方が結果的には良いと考えます。