不妊の原因はさまざまです。
大きく分けると原因は女性側、男性側の片方、あるいはその両方の原因とに分けられます。
主な不妊の4つの原因
主な不妊の原因となるのは次の4つになります。
① 女性側の主な原因
卵巣機能不全、子宮内膜症等
② 男性側の主な原因
無精子症、性交障害等
③ その他
不妊の原因が不明等
④ 女性、男性の両方の原因
女性、男性のそれぞれに上記の「①」「②」の原因がある
女性側の主な原因
1. 卵巣:卵巣機能不全
2. 卵管:狭窄、癒着、閉鎖、水腫
3. 子宮:筋腫、奇形、発育不全
4. 内分泌ホルモン異常
5. 子宮内膜症
6. その他
男性側の主な原因
1. 精巣(睾丸):無精子症
2. 精路閉鎖
3. 性交障害
4. 内分泌ホルモン異常
5. その他
検査は夫婦で
男女不妊割合はとして、WHO(世界保健機関)が発表した不妊の原因の統計で、不妊の原因は41%が女性側、24%が男性側、24%が女性男性両方にあり、11%が原因不明となっています。
このことからも、不妊の原因が男性側にある夫婦は約4組に1組で、女性男性両方に不妊の原因がある夫婦も約4組に1組となり、男性の原因が考えられるものは約2組に1組と約半数にのぼります。
その為、不妊の検査は夫婦ともに受けることが原則と言えます。
不妊の原因の多くは、複数の原因が、複雑に絡み合って不妊という症状が形成されています。
また、不妊の原因として年齢も関係しており、年齢を重ねる事により妊娠率は徐々に低下していきます。
不妊とレス
そのほか不妊の原因の一つにレスがあります。
レスというのは、1カ月以上夫婦の間で性交渉がない状態と定義されており、現代の特徴としてレスの夫婦は増えているのが特徴です。
背景には、性欲の衰える時期には個人差がありますが、性欲を司る男性ホルモンの分泌量は、20代をピークに、30代から徐々に減少傾向となります。
性欲が衰え始める30代での結婚も珍しくない現在では、結婚してもあまり性交をしたくない状況だったり、いざしようと思っても勃起しなかったりと、さまざまなトラブルが起きています。
レスになれば、必然と自然に妊娠することが困難になります。レスというのは不妊の原因の中でも体には何の問題もありません。
妊娠したいという気持ちはあっても精神的な原因から性交ができずにいて、それが不妊を招いていることになります。
諦める前に当院へご相談ください
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