首肩のコリが強くなると頭痛まで発症される人がいます。その多くが筋緊張型の頭痛です。
さらに酷いと、吐き気やめまいになる人もいます。
今回は、めまいの症状について、実際に来院された患者さんの症例も含めてご説明していきます。
めまいの原因
一般的に原因は以下の3つが考えられます。
- 小脳
- 三半規管
- ストレス
多くは、耳の奥にある三半規管が浮腫んでいる状態として耳鼻科では利尿剤を処方されます。
来院時の患者さんの様子
今回、来院された女性は、待合の椅子に座るなり目を閉じています。
前のクライアントさんの施術を終えてベッドへ誘導案内すると、目が充血しています。
話を聞いてみると、朝起きた時からめまいがするとのこと。仕事は休めないから何とか我慢して乗り切ったとのことです。
身体の状態を確認してみると、右下腹部の圧痛があり脈が弱々しい感じです。また、右の鎖骨下が硬く、左の肩と右の首にも痛みがあり、うつ伏せになってもらい首を確認すると、右の首筋だけが盛り上がっています。
めまいの治療内容
まず、目とお腹を温めていきます。
次に、右の首、右の背中、左の仙骨に鍼をして、さらに足元を温めます。
すると、右の首筋の盛り上がりが消失。
最後に、首を伸ばすと目の開きがスッキリぱっちり!
1日中めまいに悩まされていましたが改善しました。
鍼灸・整体・漢方がおすすめ
このように、めまいの症状一つでも、体には様々な状態として現れます。
それらを的確に検査して、最適な治療を行うことで、めまいも改善されるのです。
また、ストレスによる自律神経の乱れが三半規管に影響することもあるので、漢方薬であれば五苓散(ごれいさん)を活用します。緊張が身体に現れているなら弛緩させる鍼灸や整体がおすすめです。
状態が長引くこともあるので症状が現れたら早めのケアをしましょう!
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