東洋医学では、「四診」という方法で身体の状態をみていきます。
四診は
- 望診:顔色や皮膚、舌の状態など目で見ること
- 聞診:声のトーンを聞いたり、においをかいだりすること
- 切診:脈やお腹、皮膚などに触れること
- 問診:話をきくこと
の4つです。
さがみ鍼灸整骨院でも脈診、舌診、腹診を行い、身体の状態を把握しています。
今回は、そのうちの舌診についてご紹介します。
舌診と内臓の関係
当院では必ず身体の状態を確認してから施術を行います。その中で「舌」の色や形もチェックします。東洋医学では舌診(ぜっしん)と言います。
普段は気にならないかもしれませんが、舌は内臓の状態を現す大事な指標です。
年末に逆子で来院された妊婦さんの舌の状態を紹介します。
舌の苔の状態
初診時に異変を見つけました。
舌の苔がまだらに剥がれているのです。本人に確認すると「食べ過ぎ」が考えられるとのこと。
妊婦さんは、胎児が大きくなるにつれて胃が圧迫されるので、産前の食事量だと苦しくなります。
そこで、食事の回数を増やして1回の量を減らすようにアドバイスをしました。
年が明け、初診から5日後に舌の状態を確認してみると苔が剥がれた部分が改善されています。本人も意識して食事を分けて摂るようにしたそうです。
その5日後、舌の苔の剥がれた部分がなくなりました。少し苔が黄色っぽくなっているので胃腸を整える鍼灸治療をしました。
自分でも確認する習慣を
このように、短期間でも舌の苔の状態は改善されます。内臓をはじめとして身体を回復するためには養生も大切です。
特に食事は身体の中に入れるものなので、本当に必要な質と量を意識するだけで、無駄なカロリーや加工された食品や添加物を避けることが出来ます。
歯を磨く時に舌の状態を確認する習慣を身につけることで自分のコンディションを知ることが出来ます。
ぜひ、自分の健康状態を知るために舌の状態を確認することも役立ててみてください。
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【さがみ鍼灸整骨院】