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昨日、飛込みで来院された60代女性。
5月から腰痛が発症し、整形外科で牽引と温めるのと薬を貰ったが根本的には解決しなさそうだったので、次に接骨院に行ったけど筋肉を揉まれるだけで治る気がしないとのことで来院されました。
あきらかに姿勢が右に曲がっています。
痛みと姿勢の悪さから足を引きずるような歩き方です。
姿勢を写真で撮ると身体が右に曲がり、脚も開かない状態です。
うつ伏せになってもらい、腰椎を固定して動きにくい動作をしてもらうと「バキッ」という音がしました。
次に動きやすい動作をミリ単位で動かしてもらうとスムーズに動くようになりました。
仰向けになってもらい、動きやすい方へ膝倒しを数回すると、骨盤・腰椎・胸椎・頚椎・頭が連動します。
本人は「不思議な感じ」と言っていました。普段やらない動きなので不思議だったかも知れませんね。
ここで終了しても良かったのですが、何となく首が気になったので頭の調整をしてから施術を終えました。
改めて姿勢の写真を撮ってみると身体の歪みが改善されています。こんな簡単なことで改善するとは本人も驚いていました。
治りにくい人に共通するのは「痛みに執着している」こと。
痛みが出ない動作や姿勢や時間帯はありますか?と質問しても痛みが出ることしか言わない…。
動きが良くなったり、痛みが軽減した変化を感じ取ることはなく、症状があることに固執し過ぎる傾向があります。
痛みは感情にも影響するので、自分と向き合う機会なのかも知れません。