40代女性から質問を受けました。

肩が痛くて腕が挙がらないので整形外科から処方された湿布があるのだけれど

温湿布と冷湿布のどちらを使った方が良いですか?

まず気をつけたいのは何のために湿布を貼るのか?ということです。

目的を明確にするために痛みの度合いを聞いてみました。

: 124時間のうち、どれくらいの時間痛みがありますか?

女性 : 24時間です。

: ………

この時点で女性が痛みに対して勘違いしているのではないかと考えました。

24時間痛いということは寝ている間もということになります。

女性は、ただ痛みがあることを言いたいだけなのか?

それとも本当に痛みに困っていて解決したいのか?

何となく、ただ聞いてもらいたいだけで本気で解決したいわけではなさそうです。

あとでわかったことですが、温湿布と冷湿布を2種類処方されたから、

どちらを使ったら良いか?という質問だったようで、

肩を元の状態に戻したい解決法を知りたいというわけではなかったそうです。

病院やクリニックで薬を処方される時に

「この薬を飲めば治ります」とは絶対に言いません。

医師は「この薬を出しておきますね」と言います。

当たり前なことですが薬で治る病気はありません。

だからといって薬が不要ということではないです。

手術の時に止血剤や昇圧剤を使ったり、

感染症に対して抗生物質を投与することは必要です。

つまり外科的な処置が必要だったり、

感染症に罹った場合には薬はとても役に立つアイテムです。

今回の場合は3ヶ月前から肩が痛くて腕が挙がらない、いわゆる五十肩の症状です。

急性症状ではないので冷やす必要もなさそうですし、

どうしても痛みに耐えられないといった状態でもありません。

なぜ痛みがあるのか?

痛みは悪ではありません。

必要があって症状として身体に現れているのです。

自分の身体と向き合う機会であることを伝えると、

痛みを抑えることが症状から回復させることではない事を理解されました。

世界の中で湿布をペタペタ貼っているのは日本人くらいなものです。

痛みが耐えられず、その場をしのぎたいのか?

それとも根本的に解決したいのか?それとも両方なのか?

魔法のようにその場で全て解決できれば良いと誰もが思います。

しかし、症状は今出来たのではなく、

これまでの積み重ねが潜在的にあり、ある時表面化したのが症状です。

最後にもっと自分の身体を大切にして下さいと伝えました。

真意は伝わったかどうかわかりませんが、きっと気づいてもらえると思います。