ネット予約でよもぎ蒸しを受けに来院された40代女性。靴を見ると極端に踵が擦り減っています。
よもぎ蒸しを終えて、帰る際に踵の擦り減り方についてお伝えしました。
すると既往歴として
・脳脊髄液減少症6回(首と腰)
・分娩麻痺
であることを教えてくれました。
簡単に出来る骨盤のバランス整える方法を伝えると、整骨院や整体院はボキボキするところだと思っていて骨盤とか無理に施術されるのが恐くて最初に言わなかったそうです。
そこで身体の状態を撮影して姿勢や動作についてアドバイスをさせていただきました。
身体を無理な方向に動かさない、強い力を加えないことを教えたら驚いていました。
今までは動かない部分が動けるようストレッチをして身体を伸ばしたりした方が良いと思っていたようですが、結果的に6回も脳脊髄液減少症をしているのです。
逆に動きやすく気持ちが良く感じられる方向へ動かすと快感覚が得られます。
心も身体も楽な状態になれば脊髄を包む硬膜にも負担がかからないことをお伝えしました。
脊髄液減少症のきっかけは硬膜下出血だったそうです。
実は私も経験したことがあると伝えると共感してくれました。
こちらが思っている以上に話の理解力があるので理由を聞くと以前にドラッグストアに勤めていた経験があり、健康に関して教えてもらうことが好きだそうです。
世の中に様々な健康情報が溢れていて何が正しくて何が間違っているのか選別は難しいと思います。
健康は失って初めて大切さに気づくものです。
病気や怪我を経験すると本当に必要なことや何が本物なのかを見極める目が養われます。
一般的に思われていることは
症状=原因
強い力=治る
でも、本当は違うんです。
回復する能力は身体の内側に備わっています。
意識と行動を一致させて調和が取れれば自然と良い方向へ向かいます。
痛みや不調が良くならないと諦めていることも不自然な状態が続けば改善しませんが、
生活習慣や生き方を謙虚に振り返ると良くなることもあります。
本物は本当に必要な人に知ってもらいたいと思います。