海老名市在住の50代男性のKさん。
今年に入ってからランニングを始め、
先週末、フルマラソンに初出場。
見事、完走しましたが、
ゴール後、左膝の外側に激痛が走り、
まともに歩けなくなってしまいました。
足を引きずりながら、
なんとか帰宅し、
自宅で安静にしていましたが、
次の日の朝になっても激痛のまま。
その日は会社に行かなければなりませんでしたが、
通常の倍の時間をかけてなんとか出勤。
職場の仲間に心配をされて、
「鍼灸治療を受けると良くなるのでは?」
と言われたそうで、
その日のうちに当院へ治療を受けに来ました。
当院に来院された時も、
まだ痛みが強いそうで、
足を引きずっており、とても辛そう。
痛みで左の太ももを上げることができません。
太ももを上げられないので階段も登れないそうです。
話を聞くと、
「11月の下旬にもフルマラソンに出たいから、
なんとか治したい!」
とのことでした。
早速、お身体の状態を診てみると、
左の膝は痛みが強く、ほとんど曲がりません。
左足全体の筋肉の張りもかなり強くなっています。
もともと足がO脚になっていることも気になっていたそうで、
そのままフルマラソンを走ったため、
膝の外側に負担が集中し、
痛みが出てしまったそうです。
なので、
まずは痛みや筋肉の張りを取るために、
鍼灸治療をしていきました。
すると、鍼灸をした場所はすぐに筋肉が緩んでいき、
膝の曲げ伸ばしがスムーズに出来るように。
立って屈伸をするとまだ痛みが出ています。
なので整体治療をして、膝の調整をしていくと、
屈伸をしたり、
太ももを上げて、足踏みも出来るようになりました。
Kさんも、
「お~!!不思議!さっきまで痛くて曲がらなかったのに。」
「これでまた走れますね!」
と喜んでいただきました。
とは言っても、
まだ膝が完全に完治したわけではありません。
Kさんにも説明をしましたが、
膝の中の組織が傷んでしまったのが、
治療をすることで完全に修復したわけではありません。
治療後は血流が改善し、負担もかかりにくくなっているので、
痛みが出にくくなっています。
しかし、また同じように負担をかけてしまうと、
傷んでしまった組織がさらに傷んでしまいます。
スポーツなどで怪我をしたり、どこか傷めてしまった場合は、
なるべく早めに治療をすることも大切ですが、
もう一つ大切なことは「安静」です。
しっかりと治療をして、回復力を高めていき、
安静にすることで、さらに回復するまでの時間が早まります。
これからの時期、
気温が下がってくると怪我をする方が増えるので、
準備運動などをしっかりと行い、
怪我の予防に努めてください。